日本における火災の主な要因は放火、たばこ、コンロ、たき火などが挙げられます。特にたばこによる火災は、平成8年頃から禁煙率の低下により少なくはなってきているにもかかわらず、依然として住宅火災の出火原因として多いとされています。

コンロ火災は出火原因の中でも最も多い事故の一つですが、消火器を使った初期消火は非常に有効です。
実際、消防のデータによると、コンロ火災の初期消火で消火器が使われた場合、成功率は7割以上にもなるそうです。
火災は突然やってくるものですが、消火器を使った初期消火によって、コンロ火災の被害を食い止めることができます。

蓄圧された窒素ガスが、消火剤と共に本体容器内に常時充填されており、消火器を使用する際にはレバーを操作することでサイホン管を通じて消火剤がノズルから放出されます。

レバーを握ることで消火器内の加圧用ガス容器に入っているガスが放出され、消火器の内部全体に広がります。このガスはガス導入管を通じて拡散し、サイホン管からホースを通って消火剤がノズルから放出されます。

住宅火災に即座に対応するために作られた消火器です。
特に蓄圧式で、使用が簡単で誰でも操作できます。
薬剤の詰替はできませんが、使用期限や試用期間が明確に表示されているため、常に安心して備えることができます。

普通火災、油火災、電気火災などの様々な火災に対応できるものがあります。法令で定められた場所に設置する義務がありますが、それ以外の場所でも設置が可能です。対応可能な寿命や適応する火災種類が表示されており、日常生活や仕事場などさまざまな場所で必要とされています。

  • 備え付けの高さは1.5m以下にする。
    火災が発生した際にすばやく取り出して使用することができます。
  • すぐ手の届く場所に設置する。
    緊急時に効果的に使用するためには、すぐに手に取れる位置に配置することが重要です。
  • ガスコンロやストーブなどの熱源に近い場所には消火器を置かない。
    火災が発生した際に、安全な位置から消火器を取り出して対応することができるよう配慮する必要があります。
  • 屋外に設置する場合は、必ず格納庫や屋根の下など雨風にさらされない場所に保管する。
    消火器が錆びたり損傷を受けたりすることを防ぐためにも、適切な保管が必要です。


消火器の正しい設置と保管によって、火災発生時の対応を迅速かつ効果的に行うことができます。

消火器がたとえ使用期限内であっても、いざという時に不具合で使えなければ意味がありません。半年に1回程度、目視でチェックして下さい。

層状はく離の腐食
あばた状の腐食
溶接部とその周辺の腐食
使用に耐えない変形
使用に耐えない鋭いキズ
サビを落としても腐食の残るもの

※消火器のリサイクルについてはこちら

電池の寿命は10年程度とされています。しかし、多くの警報器が10年を超えて使用されており、電池切れによって正常に機能しなくなるリスクが高まっています。そのため、定期的な作動確認だを行い、設置から10年を目安に本体ごと新品に交換してください。